日本語特有の美意識を表すことばの意味が伝わると、
「お茶」への関心もグッと深まります。

株式会社祇園辻利

株式会社祇園辻利 | 本店 店長 熱田 展弥氏
小売業関西
業態: 宇治茶小売・茶道具・抹茶菓子・冷菓(抹茶アイスクリーム等)
設置場所: 1Fレジ付近
主な利用用途: お茶の商品説明

祇園辻利の歴史は、1860年(万延元年)に屋号を初代・辻利右衛門の名より「辻利」とし、山城国宇治村(現・京都府宇治市)で、宇治茶の製造・販売を開業したことから始まります。観光名所として名高い京都は、従来から外国人の観光客が多いことから日本茶の人気も高いですが、昨今では欧米への輸出高が高まっていることや、海外においても抹茶がカフェで出されるなど、注目されている商品の一つです。そんな中で、お茶の本質的な愉しさを外国の方にも知ってほしいという思いから、本店で、話をお伺いしました。

POINT

INTERVIEW

京都は最も有名な観光地で外国人のお客様が従来から多いと思いますが、導入のきっかけなど教えていただけますか?

単に、お茶を販売するということではなく、日本の伝統文化であるお茶の愉しみ方というものを伝えていきたいと考えています。英語を話せるスタッフはいるものの、発音の違いで通じなかったり、表現しにくい日本語を伝えたいことがありましたので導入を考えました。

最近は、どこの国の方が増えて来ていますか?

従来から、中国人のお客様は、たくさん来ていただいておりますが、最近ではアラブやインド系のお客様も増えてきております。

お客様からは、どのような質問が多いですか?

ひとことにお茶といいましても、種類が多く価格も異なりますので、品種の違いなどについてのご質問が多いですね。お茶のことについて、調べて来られるお客様も少なくありませんので、店内のPOPをご覧になり、スマイルコールを使って説明を求められることもあります。

外国人のお客様向けに、何かサービスをお考えのことなどございますか?

お茶の体験などについて、ご質問いただくケースが時折ありますので、これから取り入れていきたいと考えています。体験していただく事でお茶のことをより知っていただけると思います。その場面でもでも、作法一つ一つを伝える際に言葉の課題が生まれそうなのでスマイルコールを活用していきたいと思っています。

導入後、どのような成果が現れていますか?

私たちと致しましては、外国人のお客様に、日本のおもてなしの一つであるお茶のことを知っていただくことが役割だと考えています。日本語独特のニュアンスをスマイルコールで伝えることで、お客様にはお茶を通して日本人のこころをお伝えできていると思います。

今後、スマイルコールに期待されることは、どんなことですか?

私たちのように日本文化を継承していくものにとっては、これからも海外のお客様に向けて情報発信を続けていきたいと考えています。そんな想いの橋渡しをしていただける存在であることを期待しています。

株式会社祇園辻利

住所
〒605-0074 京都市東山区祇園町南側573番地3
事業内容
宇治茶小売・茶道具・抹茶菓子・冷菓(抹茶アイスクリーム等)
代表者
代表取締役 三好 正晃

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